お客様でこんなに違う2:スケジュール遅延に対する考え方

「お客様でこんなに違う」の2回目です。
今回はスケジュールの遅延に関する考え方についてお話したいと思います。

スケジュール遅延に関する考え方

タイプ1:スケジュールの遅延を許さないお客様(スケジュール厳守タイプ)
もちろん、最初に立案したスケジュールは守るべきものなのですが、タスクが遅延した瞬間にそのことを非常に問題視するタイプのお客様がいます。
ちょっとでも遅れがあるとたちまちそのチームはロックオンされ、週次だった進捗報告が日次になったり、遅延に対するリカバリープランを求められたり、上司を呼ばれたりと・・・(そんなことしてたら余計スケジュールが遅れるっちゅうねん)
そんなタイプのお客様の場合は、絶対にスケジュールの遅延を起こせないことになるので、以下のような対策が必要になります。
・スケジュールは細すぎないようにする
細かいスケジュールを引くと小さい遅延が発生する可能性が高まります。全体で見れば進捗に問題がなくても遅延の発生自体を問題視されてしまうとプロジェクトへの影響は少なからず発生します。
ですので、少なくともお客様に提出するスケジュールは求められるレベルでできるだけザックリと作成します。もちろん内部スケジュールであれば、進捗管理しやすいレベルで細かくしても問題はありません。
・余裕を持ったスケジュールにする
これには説明の必要ありませんね。

タイプ2:細かいスケジュールの進捗状況をあまり気にしないお客様(スケジュールお任せタイプ)
進捗管理についてはある程度こちらに任せていただいており、多少の遅延については気にしないタイプのお客様もいます。そのような場合は余程のことがない限り遅延に対する詳しい説明は求められませんのでお客様向けスケジュールと内部スケジュールの2つを管理する必要もありませんし、現実的な遅延のリカバリに集中できます。(ありがたい)
ただし、スケジュールに関する重大な問題が発生している場合はきちっと状況をお客様と共有する必要がありますので、そこは勇気を出して正直に報告しましょう。そうすることで場合によってはお客様から何らかのご支援をいただける場合もあります。

こんな事を知ると「進捗報告って何の意味があるんだろう?」と思うかもしれませんが、その辺りは大人になっていただいて(笑) プロジェクトを上手く廻していきましょう。

ホントの進捗管理については別途記事を書きますので、少々お待ちください。

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