今では各ベンダーからさまざまなクラウドサービスが提供されており、日常的に使用することが普通になりましたが、先日改めて「クラウドサービスに驚いた事」について話したいと思います。
顕在化したインターフェースの問題
今回のソリューションは会議室予約のクラウドサービス(Saas)とスマートロックのクラウドサービスを連携させて、予約完了時に送付されたEメールに記載されている4桁のパスコードもしくはQRコードで会議室を開錠できるようにするといったものでした。
しかし、連携可能とされた2つのクラウドサービスでしたが、実はパスコードの連携はできるもののQRコードの連携は未対応とのこと(えーーーー涙)
困った私はそれぞれのベンダーに相談したところ、スマートロックのクラウドサービスベンダーから「WebAPIを利用することでQRコードでの開錠を有効化させることができる」とのことでした。すなわち「QRコード有効化」のバッチプログラムを作成し定期的に実行することができれば、問題は解決します。
バッチの実行環境:クラウドサービスが利用できなければ・・・
バッチプログラムの実行環境クラウドサービスが利用できないとすれば、バッチプログラム実行用の新規サーバーをDMZなどに構築する必要があります。ザックリ言って数十万円程度の初期費用が発生するでしょうし、少額ですが月額費用も必要になります。
バッチの実行環境:クラウドサービスが利用できれば・・・
バッチプログラムの実行環境にクラウドサービスが利用できれば初期費用をかなり抑えることができます。実際に私は「AWS」の「Lambda」というサーバーレスのプログラム実行サービスを利用しました。
しかも東京と大阪のリージョン両方で実行することとしたので災害対策もバッチリです。
気になる費用は?
さて今回の「AWS」の「Lambda」利用にかかった費用ですが、初期費用・運用費用共にタダでした。災害対策までしてなんとタダですよタダ!!!
ホントとんでもない世の中になったモンです。

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