皆さんはシステム屋だと思いますので、自社での立ち位置としては「お金を稼ぐ役割の人」という場合がほとんどだと思います。しかし通常会社には「お金を稼ぐ役割の人」以外に人事・経理・総務など所謂バックオフィスと呼ばれるような「お金を稼がない役割の人」も必要です。
本来であれば「お金を稼ぐ役割の人」も「お金を稼がない役割の人」も、どちらも会社の為に日々尽力しているわけですから、「XXX部はエライ!」とか「XXX部かが軽んじられる」ということはあってはならない事ですよね。
しかし会社によっては、例えば「営業が一番エライ!」といった認識があり、担当する役割によって暗黙の序列が存在する会社があるのも事実です。
システム部の立ち位置は?
ところで一般的な会社におけるシステム部の立ち位置はどうなんでしょう?
ほとんどの会社では「システム部の人」は「お金を稼がない役割の人」です。なので会社によっては社内の序列で最下層に分類されている場合もあります。業務のシステム化が始まった1990年代は、導入効果が浸透していなかったこともあり「システム部」の印象は、
・訳の分からないことをやっている
・やたらとカネがかかる
・我々の仕事の邪魔しにくる
といった悪評が先走り「社内の嫌われ者」と扱われることも少なくありませんでした。
お客様システム部の立ち位置は?
現在では、さまざまな業務にITは不可欠であることも浸透してきましたので、昔のように「システム部」がぞんざいに扱われることも少なくなってきました。
しかし、「システム部の人」は「お金を稼がない役割の人」という認識が一般的なので、今でもお客様によっては「システム部」の立ち位置が理不尽に低くされている場合もあります。
仮にご自分の担当が「システム部の立ち位置高いお客様」から「システム部の立ち位置低いお客様」へ変更になった場合は「予算の確保」、「役員への説明」、「エンドユーザーの協力」などさまざまな面で、想定以上に骨が折れるように感じ「こんなはずじゃなかった」と思うことになります。
プロジェクトをスムースに進める為の1つのポイントとして、是非「お客様におけるシステム部の立ち位置」についても意識してみてください。
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