以前、「自分を守る」ということ という記事を書かせていただきましたが、今回はその逆のお話。
システム屋業界は慢性的な人手不足なので、プロジェクトマネジャから見たら「一癖ある」「素直でない」「なかなか仕事をしてくれない」といったちょっと困ったメンバーであってもすぐに交代させる訳にもいかず、手を変え品を変え、あの手この手で仕事をしてもらおうと努力するわけです。
このような状態であることはメンバーも認識しており、そのせいか「できるだけ仕事ができない振りをした方が賢い」と思っている人もたくさん実在します。
何かというと「できません」「やったことありません」「いま忙しいので」とPMからの正当な依頼であっても何とか逃れようとする人達(実際結構いますよ)。
こうなってしまうと「自分を守りすぎる」レベルになってしまい、短期的に見ればオイシイ思いができるかもしれませんが、長期的に見れば「年相応の仕事ができない」ダメエンジニアへ一直線です。
システム屋は成長過程において・・・
(Step1)仕事ができないけど頑張ってやる
↓
(Step2)仕事ができるようになり「アレもコレもやってくれ」となってくる
↓
(Step3)「適切な量の仕事を見極める」Or「極力仕事を回避するようになる」
という流れになりますので、Step3の状態になったら要注意。自分の体調に気を使いつつ適切な仕事を着実にこなしていけるよう、自分も仕事も賢くコントロールする必要があることご認識してください。

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