プレゼンテーション資料の作成/目的の記載
・資料にも目的を記載
プレゼンテーション資料の最初には、目的をはっきりと記載する必要があります。 聞き手に最も嫌われるプレゼンは「稚拙なプレゼン」ではなく「何を言いたいのか解らないプレゼン」です。プレゼンテーション資料の最初に必ず「当プレゼンテーションの目的」や「当資料の目的」を記載しましょう!

・目的を記載しないケース
プレゼンテーションの聞き手が目的を明確に理解しているケースでは、目的の記載を省略する場合もあります。但し「理解していると思ったら、理解していなかった」ということも多いので、可能であれば確認の意味も含めて目的を明記しましょう。例えば、「ご存知の通り」や「ご認識のこととは存じますが」から始めることで、目的の記載を柔らかくする方法もあります。
・記載する目的は「一歩手前」
資料に記載する目的は、「狙う行動変化」そのものではなく、その一歩手前の状態を書いた方が適切である場合もあります(むしろその方が多い)。これは人間が「人にコントロールされ行動変化すること」を良しと思わない心理に起因しています。「こちらから提供した情報を、ターゲットが適切に理解し、自らの判断で行動変化を起こした」という風に認識してもらえることがベストです。
–プレゼンテーション資料における目的の記載例
・ 本当の目的:案件を受注してほしい
=>案件の有効性をご理解いただくことを目的としております
・本当の目的:XXXを買ってほしい
=> XXX購入の必要性についてご認識いただくことを目的としております
・本当の目的:XXXプロジェクトのスタートについて承認してほしい
=> XXXプロジェクト実施の緊急性についてご了解いただくことを目的としております
(つづく)
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