システム導入効果を確実に上げる方法:教育の重要性

前回こちらの記事(「本当のROI」か「なんちゃってROI」か? )でシステムの導入効果を以下の式で示しました。
 「提供される機能」 × 「利用者のポテンシャル」
この式の値(効果)を上げるには “「提供される機能」を充実する” というアプローチもありますが、”「利用者のポテンシャル」を上げる” というアプローチもあることをご理解いただけると思います。

さて「利用者のポテンシャル」を上げる方法とは何でしょう? それはズバリ「ユーザー教育」です。具体的にはマニュアルを整備したり、講習会を開いたり、説明動画を作成したり、といったユーザーが効率よく新システムを利用してもらえるようにサポートすることが、ある意味提供される機能の完成度よりも「導入効果」に大きく寄与することもあります。

しかし、システム屋の提案内容にはこのユーザー教育に関する記述が抜けている場合がよくあり、サービスイン直前で「どっちがユーザー教育やるんだっけ?」となりアタフタすることもあります。ですので提案段階のタスク検討において「ユーザー教育」に関する内容についてもお客様としっかり検討し必要な支援サービスを提案内容に盛り込んでおくことをお勧めします。

そしてご自身も必要に応じてユーザー教育に関する支援ができるようなスキル(マニュアルライティング、プレゼンテーション、動画作成など)もしっかりと身に着けておいてください。

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