スキルがつくかは運しだい?

あたりまえの話ですが、システム屋として生きていくためには「スキル」はとても重要です。
ですので、システム屋は「仕事を通して」もしくは「個別に学習して」日々スキル習得/スキルアップを意識することは必須となります。また、習得するのであれば「将来性のあるスキル」がより望ましいというのは言うまでもありませんよね。

昔は・・・
私が新入社員となった約30年前は、スキル習得には「運」の部分が少なからずあったように思います。
首尾よく自分の望むスキルが習得できるプロジェクトに配属されればよいのですが、そうでない場合は自習するしかありません。しかし自習するにも専門関係の書籍は大変高価で当然薄給の私には手が出せないものも多々ありました。
また、PCもまだ無く自分の学んだ技術を自由に試せる環境もありませんでしたから、プロジェクトで使用しないスキルはいくら頑張っても「仕事でつかえるレベル」には到底到達できませんでした。

現在は?
しかし、今はどうでしょう? PCは1人1台、場合によっては数台使用できますし、インターネットで検索すれば大抵の課題は解決できます。またAWSなどのクラウドサービスを利用すれば、個人では所有することが難しいサーバー機器についても非常に安価で独占することができます。
このような環境になったおかげで「自習で取得できるスキルレベル」は格段に上がったといえます。
その気になれば複数のサーバーで構成されるシステムであっても、自分専用に用意し各種の開発やテストを自分一人(と、グーグル先生)で進めることだって不可能ではありませしね。

もちろん現在でも実務を通してしか取得できないスキルが存在することも確かですが、技術的な部分についてはやる気さえあれば先輩に追いつく、追い越すことも可能な状況になっています。
若手の方には「自力でスキルがつけられる範囲」を適切に見極め、必要以上に「運」に左右されず積極的に着実に「将来性のあるスキル」を獲得していってほしいと思います。

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