お客様に何かを決めてもらう時

システム開発においては、お客様に何かを決定していただく必要があるシーンがたくさんあります。しかしこの「決めてもらいたい事柄」をお客様がなかなか決めてくれず、プロジェクトの進捗に大きな影響が出てしまうケースがあります。
今日の記事では「お客様に決めてもらう時の注意点」についてお話したいと思います。

注意点1:お客様は決めるのがイヤ

「物事を決める」ことは「その決定事項に関する責任」とセットになります。ですので「お客様は基本的に”決めるのはイヤ”である」ということを認識してください。そもそも「物事を決定する」ということは多くのエネルギーを消費することも知られていますし、本来は「やりたくないこと」なのです。

注意点2:後で変更可能なのかを提示する

ご決定いただきたい項目について「後から変更可能なのか?」を提示しましょう。逆に言えば後から変更可能な事柄について長く検討することやお客様の決定エネルギーを消費することは避けるべきです。そうすることで本当にご決定いただきたい重要項目に集中してもらいましょう。

注意点3:他社事例を挙げる

他社事例を示すことで「決定事項に関する責任」を軽減してあげるのも有効な手段です。同業他社などの事例を出すことで決定がスムースに行くことも多いです。

注意点4:時には事前ネゴも

お客様担当者間で揉めそうな事柄については事前にネゴっておいて落としどころを考えておくことも時には必要です。お客様同士で話し合うより社外の人が調整した方がスムースに進むこともよくあります。

いかがでしょうか? プロジェクトを進める上でお客様ご担当者にお願いする様々なご判断をスムースにご決定いただくことは、プロジェクトマネジメントとしても非常に重要なことです。これらの注意点をご参考にしていただき、できるだけスムースに「決めていただけるよう」アクションしてください。

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