「環境の激変を認識せよ」の3回目です
環境変化3:アウトプットの意識
前回の投稿で仕事における作業とは「必要となるインプットを活用して期待されるアウトプットを生み出す(出力する)」ことだと書きました。
今回注目したいのは、アウトプットの方です。すなわちアウトプットについても学生時代と社会人になってからでは大きな違いがあります。
アウトプットについて
学生時代に自分が作成したアウトプットにはどのような物があるでしょうか?
・試験の解答
・宿題の計算ドリル
・研究レポート
などなど、学生時代にも様々なアウトプットを生み出してきました。しかしこれらのアウトプットは「評価される」ことはあっても「誰かに利用されること」はありません。(調子のいい友達に見せてあげることはあるかもしれませんが・・・)
しかし社会人になって作成するアウトプットは誰かのインプットとなり後続作業に引き継がれていくものです。なので作成するアウトプットの質は「後続作業のインプットとして十分な内容か?」で評価されます。すなわち同様の課題に対するアウトプットであっても、後続作業が違っていればその評価ポイントも変わってくるわけです。

じゃぁどうするればいいのか?
社会人になったら「自分のアウトプットはどの後続作業のインプットとなるのか?」という意識を持ってください。この意識を持つだけでも、貴方の作業効率・品質は飛躍的に向上するはずです。
後続作業についても、先輩は何もイジワルであなたに示してくれないのではなく「そんなことはわかっているはず」という前提で指示を出しているだけなので、確認すればどんな後続作業に繋がっていくのかを教えてくれるはずです。
作業を始める前には是非「インプットの確認」と同様に「後続作業の確認」も忘れずにしてくださいね。
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