進捗管理のポイント3:もっとベタに!

前回の記事でタスクの依存関係見直しによるスケジュール遅延のリカバリについてお話しました。読まれた方は「えー、そんなウマくいくのかねぇ?」と思われた方も多いと思います。
はい、その通りです。そんなことで上手くいくことはまれで実際はもっとベタな方法でスケジュール遅延リカバリを行わなければならないケースがほとんどです。ではそのベタな方法とは???

まずは遅延原因の把握

まずは遅延原因の把握をしましょう。担当者へは遅延原因を明確にした上で適切なサポートを行う必要があります。遅延原因には大きく分けると以下の2種類になります。
・スキルの問題:担当者のスキルが不足していて予想以上に時間がかかっているケース
・作業量の問題:作業量が予想していたよりも多くてスケジュール通りに終わらないケース

担当者へのサポート

遅延原因が把握できたら、遅延原因に応じた担当者へのサポート行います。
<スキル不足に対するサポート>
・プロジェクト内外で必要スキルを保持している人がいればスポットでヘルプに来てもらう
・製品サポートや外部サービスを利用できるようにしてあげる
・気楽に使える検証環境を用意してあげる
<作業量の問題に対するサポート>
・別プロジェクトにもアサインされているのであれば、そちら側のマネジャと交渉して当プロジェクトの作業に集中してもられるようにする
・担当作業の中でそのメンバーがやるべき作業以外の部分については別メンバーに担当してもらう(たとえば設計作業自体はメインメンバーにやってもらうが、その文書化は他のメンバーがやるなど)
・プロジェクト以外の作業(作業報告の作成、交通費精算、研修サポートなど)については許される範囲で誰かに代行してもらえるようにする

いかがでしょうか? あまりにもベタすぎて参考にならなかったかもしれませんね <(_ _)>
ですが少なくとも、
 遅延発生->メンバー追加->現場混乱
のような短絡的な対応は「地獄へまっしぐら」であることをご理解いただければ幸いです。

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