プロジェクトを進める上でお客様に言いづらいことを伝えなければならないことってありますよね。例えば、
・全作業が完了し、プロジェクトが終了することで、今後のご依頼には対応できない(もしくは費用が発生する)こと
・プロジェクトで予定されている成果物が全て納品ずみで、受入も終了していること
・お客様担当作業に関する直接的な依頼(詳細後述)
といった内容。
対面であればお客様の表情を見たり、フォローを入れたり、といった工夫ができるのですが、どうしても都合が合わず、こういった内容をメール等で送らなければいけない場合もあります。メール内の文書で「言いづらい内容」伝えると一層無機質な印象になり、お客様の心象を悪くすることになりかねません。そんな考えから「言いづらい内容」をお客様に伝えることを躊躇してしまい、のちのち大きなトラブルになることもあります。
じゃぁどうするのか?
このようなケースで私が良く使うフレーズは「認識違い等があればご連絡ください」というフレーズです。
例を挙げますと、
以下にデータセンターでの弊社作業に関する依頼事項をまとめましたので、認識違い等あればご連絡ください。
・構築サーバーのOS導入作業は09/10までにご完了いただくこと
・弊社が行うデータセンターでの作業に伴う入館手続きは作業日の前々日(09/20)までにご完了いただくこと
・弊社作業中はお客様ご担当者にお立会いいただくこと
・また、弊社作業中OS導入作業者にはご待機いただき状況によってQ&A対応いただくこと
どうでしょう? 冒頭に「認識違い等あればご連絡ください」とあるだけで、列挙されている依頼事項が少々高圧的な書きっぷりであっても、印象が柔らかくなる気がしませんか?
また、仮にあいまいな事項があっても、まずはこちらの有利なように書かせていただき、ご指摘があれば訂正するというアプローチも取れます。
お客様との関係性にもよりますが、結構便利なフレーズなので使ってみてください。

 
  
  
  
  
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