先日自社内で行われたレビューに参加させていただいたのですが、進め方に対し「ん?」と思うところがあったのでその時の話を聞いてください。
レビューの概要
担当者がお客様向けに作成した提案書の内容を関係者がレビューするといった建付け。
何か「ん?」なのか?
まず、最初にお伝えしたいのは担当者も含めこのレビュー会に出席した人の中に悪者はいません。悪者が居ないにも関わらずレビューがあまり機能していませんでした。なぜか機能していなかったかと言えば・・・
・最初に担当者が行った当レビューに関する説明が不十分
・レビュー参加者が役割を把握していない
ということが原因だと感じました。
「最初に担当者が行った当レビューに関する説明が不十分」について
レビューに先立ち担当者はまず、以下の点についてレビュアに説明する必要があります。
・資料作成に至る背景(例:お客様からXXXというご要望をいただき作成した資料です)
・資料で伝えたいこと(例:お客様がお持ちの課題XXXに対し当社が提供できる製品およびサービスについて伝えたい)
・レビューの目的ポイント(これは後述する参加者の役割毎に違う場合があります)
(例1:お客様に見せる前に責任者から許可をもらいたい)
(例2:記載内容の過不足を確認してほしい)
(例3:全体構成など見やすさ/解りやすさについてアドバイスをもらいたい)
「レビュー参加者が役割を把握していない」について
また、レビューの参加者は自身の役割を把握しており、かつ参加メンバー全員が個々の役割について共通認識を持っている必要があります。
・役割例1:レビュー対象に最終責任を持つ
・役割例2:スキル保持者で、内容に関するアドバイスを行う
・役割例3:提出先(お客様)に関する有識者で、内容に関するアドバイスを行う
・役割例4:デザインスキル保持者で、構成・見た目などに関するアドバイスを行う
まぁ、今回のレビュー会より「酷い会議」「酷いレビュー」は “巷に溢れかえっている” のが実情だとは思いますが、貴方が主催するレビュー会について上記にご留意いただき、レビュアの力を最大限に引き出すアプローチをお取りください。

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