「説明ベタ」が頼るもの

以前の記事(「仕事が出来る人」ほど陥りやすいこと )でも書きましたが、人は基本的に「説明」が得意や好きではないようです。

確かに自分の中では結論が出ていることについて、「説明」を行うことは苦痛かもしれません。また一生懸命説明しても(どちらが悪いかはともかく)相手が理解してくれないと段々イライラしてきますし、ましてや反論なんか喰らったとしたら言い争いに発展することもありますよね。

そんな説明ベタの人が頼るのが「役職や肩書」です。例えば、部長さんであれば部下に対し「いいからやれ」ということもできますし、有名会社の社員さんであれば「(有名な)弊社が提案するので間違いないです」という会社の看板を楯に押し切ることもできますよね。

しかし「理解/納得せずに行う行動」と「理解/納得した上で行う行動」では後者の方が効率的なのは明らかですし、行動に対する理解があることから仮にイレギュラーな状況が発生しても適切に対応できる可能性が高くなります。つまり行動の質が各段に高いということです。

しかし「説明ベタ」な人が「役職や肩書」を利用して説明を省略する味を覚えてしまうと、「上手く説明すること」ではなく「役職や肩書を得る/守ること」を優先するようになります。

そのような人々が将来どんな道を歩むかは・・・、説明の必要はありませんね。

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