自分の単価を上げるには?

全てのシステム屋が該当する訳ではないと思いますが、大体のシステム屋は人月単価という値段でお客様に買っていただくような仕組みになっています。またこの単価には結構幅があり、高い人は低い人の何倍にもなるケースもザラにあります。
このような仕組みにも関わらず、自分の単価をあまり気にしないシステム屋も多いのですが、考えてみると自分の単価は自分の収入に直結するのですから「お金には全く執着がない」人以外は、大いに気にすべき自身の重要なステータスです。

単価はどのように決まるのか?
では、この単価はどのように決まるのでしょうか? 教科書通りの話をすれば「その人の成果がお客様にとってどの程度有益かで決まる」ということになりますが、話はそんなに簡単ではありません。

所属会社している会社で決まる
所属会社には平均単価があり、貴方がどんなに優秀であっても所属会社の平均単価を大きく上回ることはありません。(逆にいえばどんなボンクラでも平均単価を大きく下回ることもありませんが・・・)
ではこの「所属会社には平均単価」はどのように決まるのでしょうか?
当然あなたの所属会社にはあなた以外の人が大勢いますよね? その大勢の人も含めた全員の平均的な成果から単価が算出されているのです。お客様から見ればあなたの所属会社の人は、期待以上の成果を出す人もいますが思ったより成果が出せない人もいて、それらを平均すると「XXX社(あなたの所属会社)さんの平均単価はXXXぐらいが妥当ですね」というカンジで決まります。
また、上記以外の単価決定要素としてはその会社のブランド力です。この辺りはファッション界におけるブランド力と同等で、同じ機能でもブランド力があれば高い単価を要求できます。(I〇M、NT〇系、アク〇チュ〇とかめっちゃ高いですよね)

貴方は平均以上?平均以下?
所属会社の中で貴方の単価は高い方ですか? それとも低い方ですか? もし貴方が、所属会社の中で単価が高い方であれば、個人でスキルをいくら上げようとも今後単価が大きく上がることはないと思われます。なぜなら貴方は所属会社の中で、自分の成果の一部を他の人に分け与える係になっているからです。

自分の単価を上げるには?
貴方が「所属会社の平均単価を上げる」ことができればそれも自分の単価を上げる方法の1つです。しかし「平均単価を上げる」のは難しいとなると、自分の所属会社を平均単価が高い会社に変更する必要があります。つまりは転職ですね。

「単価を気にすること」は、なーんとなく低俗な考え方のような気がするかもしれませんが
  単価=お客様からの評価
という面もありますので、プロとしては少しでも高くできるような意識をもっていただければと思います。

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