根本的な話として、営業活動においては依頼元のお客様が「お金を持っているか?」が非常に重要な要因となります。(お金が無いと発注できませんよね)
なので、案件の話が来たらまずは「この案件は予算化されているか?」を確認しましょう。
ご存知のように、企業には予算というものがあり通常年度単位で予算計画を立てています。すなわち予算化されていないことに対しては基本的にお金が使えないので、「予算化されていない案件」はそもそも受注不可能ということになります。
企業の予算計画
4月-3月を年度としている企業では概ね以下のようなスケジュールで次年度予算を決めていきます。
(11月~12月:部門予算の検討)
・各部門が来年度実施すべき業務を洗い出しを行う
・実施予定業務に必要な経費を算出する(必要に応じてパートナー企業に見積もり依頼を行う)
・実施予定の業務に優先順位を付ける
(1月~2月:全社予算の検討)
・各部門の実施業務/必要経費を収集する
・業務内容、優先度、必要経費額を考慮し全体としての来年度予算を決定する
その為、11月頃に予算取りを目的とした概算見積りの依頼がくることが良くあります。ここできちっとした対応が取れていれば翌年度にかなりの高確率で当該案件を受注できることになります。
逆に降って湧いたような案件の場合予算化されておらず、まぁ「参考までに見積もりが欲しい」程度で受注可能性がゼロに近い傾向にあります。
もちろん受注可能性が低いからといって見積もり作業から逃げるできませんが、見積もり作業は結構なパワーを必要とするので、予算化の有無を確認した上「それなりの対応」をすることをお勧めします。(難しいんだけどね ┐(´~`)┌)
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