仕事をはじめて間もないころは、頑張ってはいるもののスキル/経験不足から「チームに貢献出来ている」とは言い難い毎日を過ごすことと思います。自分が役に立っていないという状況で仕事を続けるというのも中々辛いものがありますよね。
それでも周りのサポートに助けられ、自分でも日々努力/精進したおかげで徐々に仕事ができるようになってくると今度は大量の仕事を振られる日々がやってきます。
まぁ、これまでサポートしてくれた諸先輩方にしてみれば「やっと投資を回収できるようになってきた。アレもコレもやってもらおう」と思うのもあたりまえかもしれませんよね?
しかし自身にしてみると、以前よりはるかに効率的に仕事ができるようになっているにも関わらず、それ以上に増え続ける仕事。でも給料は(さほど)上がらない。多くの若手システム屋が陥るこの状況ですが、あなたならどうしますか?
タイプ1:なるべく仕事を受けないよう立ち回る
「忙しいです」「やったことありません」「無理です」など、難癖つけてなるべく仕事を振られないようにする人。それでも、万年人手不足の業界なのでそこそこ仕事ができれば、クビになることはまずありません。(すくなくとも日本ではね)
タイプ2:断るのが苦手で全ての仕事を受けてしまう
「出来ない理由」を伝えるのが苦手で、ついいい顔をして仕事を受けてしまう人。これは非常に危険なタイプです。本人の体/精神に異常をきたす場合もありますし、チームとしても大きな痛手を被る場合が多いです。
タイプ3:とりあえず出来る限り仕事してしまう
自分の作業量を考慮しつつではあるものの、ついつい多くの仕事を受けてしまう人。この人は基本的に仕事が好きで、持てる体力/精神力の範囲でがむしゃらに仕事をし続けてしまいます。またチームへの貢献度が高いのもこのタイプです。
絶対避けていただきたいのはタイプ2です。システム屋が担うほとんどがあなたの体/精神と引き換えにしてもいいような仕事ではありません。
さて、タイプ1とタイプ3のどちらが得なのでしょう? 多くの場合タイプ3の貢献度(と仕事量)はタイプ1の何倍もあるのに、給料はさほど変わりません。ならばタイプ1の方が得ということになりますね。
でもこれはあくまで同じ会社に所属していた場合で、転職を考えると有利なのは明らかにタイプ3です。考えてみてください。自分の最大スキルが「仕事を振られたら上手くかわせる」だとしたら、転職市場での評価は・・・
実はシステム屋に限らずタイプ1の人って結構多いです。自社内の狭い視野で見れば確かにタイプ1の方が得ですし、実はこっちの方が出世したりしますしね。
でも、この記事をお読みいただいた方にはぜひタイプ3を目指していただきたいと思います。なぜならタイプ3の方が、転職市場で有利なだけではなく、仕事が楽しくなるからです。やらなければいけない仕事、であれば楽しくできる方が何よりもいいですよね。

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